プレイガール☆雅ちゃん 【前編】
みやちな妄想駄文、やっと書き終わりました!
打ち込みに時間がかかるので、とりあえず今日は前編のみで。
雅ちゃん視点です。
では、平気な方のみどうぞ・・・。
「おはよー、佐紀ちゃん!今日も可愛いねv」
楽屋に入ると同時に、目の前にいた佐紀ちゃんの頭を撫でる。
「もう〜、みやったら!子供扱いしないでよ〜。」
頭をなでた時の佐紀ちゃんの反応って可愛いんだよね。
普段の『しっかり者キャプテン』って感じとはまた違ってさ。
「おはよう、みーやん。またやってんの?程々にしとかないとキャプテンが困って・・・
ガバッ
「大丈夫、大丈夫♪・・・桃、暖か〜いv」
呆れた感じで注意をする桃を抱きしめて、言葉を遮る。
桃のお説教、長いんだもん。
この前は40分近くかかったし。*1
それにしても・・・桃は暖かいし、プニプニしてて柔らかいなぁ。
これこそ一石二鳥だとか思いながら胸に顔をうずめていたら・・・
「ちょっとみや!ももちはあたしの彼女なんだから、手ェ出さないで!」
熊井ちゃんが後ろから飛び掛ってきた。
珍しいなぁ。
とりあえず返答は冷静に・・・。
う〜ん、背中が痛い・・・。
「おはよう、熊井ちゃん。声荒げるなんて珍しいね。あ、もしかして・・・さっきまでうちが桃の胸に顔うずめてたから妬いてんの?」
「そっそんなわけないじゃん!何でそんなにニヤニヤしてんの?!」
「あ、図星?熊井ちゃん、顔真っ赤だよ?」
「もう!とりあえずももちから離れて!」
『超』が付くほどのへたれ王子熊井ちゃんが彼女奪還のためにこんなに頑張ってるのは初めて見た。
とりあえず、そろそろ危険だから返してあげようっと・・・。
「はいはい。ヘたれな熊井ちゃんにしては頑張ってるから、その努力を認めて返してあげる♪桃、後はよろしくね!」
「はいはーい。くまいちょー、おいでvv」
不機嫌な熊井ちゃんは桃に任せて、お菓子でも食べようかな。
ぼんやり考えていたら、コートの袖をクイッと引っ張られた。
こんなことをするのは一人しかいない。
「梨沙子でしょ?」
「えへへvみや、おはよう。お菓子ちょーだい♪今から食べるんでしょ?」
「え?なんで分かったの?」
差し出された両手にポッキーを乗せながら尋ねると、梨沙子はすごく嬉しそうな顔をして答えた。
「だってみや、ボーッとしてる時って大抵お菓子のこと考えてるんだもん。あ、でも・・・あんまり食べ過ぎるとお腹がも〜っとポッコリンになっちゃうから気をつけてね!」
「うっ・・・。そりゃ、今以上にポッコリンになったらマズいとは思うけどさぁ・・・チョコレートには中毒性があるからやめられないんだよぅ・・・。」
気にしていることをズバッと言われて凹んでいたら、後ろから救いの女神が現れた。
まぁだ!さすがはBerryz内お母さんキャラ。
梨沙子の扱いも上手いなぁ・・・。
「はぁ〜い。みや、ごめんなさい。」
「いいよ〜。気にしてないって言ったら嘘になるけど、別に怒ってたわけじゃないしね。」
「ありがとうとゆいたいです。梨沙子、ジュース飲みに行かない?」
「行く行くぅ♪」
あっという間にご機嫌な梨沙子の手を取り、楽屋を出て行くまぁ。
ふと気が付くと、楽屋にはうちと桃と、桃の膝枕で眠っている熊井ちゃんしかいなかった。
千奈美はまだ来てない。
あの子、朝弱いからなぁ・・・。
「ねぇ、みーやん・・・なんでいっつも、ちぃにだけちょっかい出さないの?」
「え?」
突然の質問、いつもとは違う桃の真剣な顔。
動揺してまともな返事が出来ないでいると、桃が続けて言った。
「ちぃね・・・自分だけちょっかい出してもらえなくて、すごく不安に思ってるんだよ?みやに『相手をする価値もない人間』だと思われてるんじゃないかって。なんで千奈美だけ、話し掛けても返事が素っ気ないんだろうって。」
「千奈美、そんなこと考えてたんだ・・・。う〜ん、桃には隠しててもしょうがないから言うけど、うちさぁ・・・千奈美のことが好きなんだよね。好きだから・・・意識しすぎちゃってちょっかい出せなかったり、話し掛けられても照れちゃってつい返事が素っ気なくなっちゃったり・・・。本気で好きだから、軽い気持ちで口説いたりしたくないし、抱きしめるのは両想いになってからでいいと思ってる。下心がある状態でベタベタくっつくのは嫌だからさ。」
そういい終わって桃の顔を見たら、優しく微笑んでいた。
でも・・・3秒後、それは意地の悪い笑みに変わった。
「やっと言ったね、自分の正直な気持ち。ねぇ、ちぃ聞いた?そこにいるんでしょ?」
*1:しかもそのうちの80%以上がのろけ話。