おまけストーリー☆
思いついたんで、パパッと書いちゃいました。(笑)
嗣永桃子はやっぱり子悪魔なんです!
おまけストーリー☆〜嗣永桃子の秘技〜
時は入学式の日の、8時40分。
キーンコーンカーンコーン・・・キーンコーンカーンコーン・・・
ガラガラッ
「おっはようございまーっす♪ねぇ、先生!!もちろん桃、セーフだよね?」
「いや、チャイムが鳴り終わってから入ってきたからアウトだ。残念だったな。」
お堅い先生だな〜。
ま、仕方ないや。
この先生は泣き落としとぶりっ子に弱いからぁ〜・・・パターンBで行こう♪
桃子の頭の中では、色々なタイプの先生への対策パターンがぐるぐるしていたが、どれを実行するか決定したようだ。
では、彼女の実力をとくとご覧あれ☆
「えぇ〜?!先生ひどいよぉ・・・。桃は道に迷って困ってた新入生を助けてあげたから、遅れちゃったのにぃ・・・。それでもダメなの?」
「はぁ?それは本当なのか?なんだか真実味がないが・・・。」
「先生は・・・桃のこと信じてくれてないんだね。桃はさぁ、3日前に引っ越してきたっていう熊井友理奈ちゃんを送り届けるために・・・っ・・・4階にある1年7組までもうダッシュしたのにぃっ・・・先生のウスラトンカチィ!」
桃子の目から、大粒の涙が零れ落ちる。
彼女は知っていた。
あとは肩を震わせて、適当に嗚咽を漏らせば・・・
「悪い、嗣永。先生が悪かった!事情はよ〜く分かったから、な?今回はおまけでセーフにしといてやるからもう泣くなよ。」
大抵の男はこんな風に引っかかってくれると。
そして極めつけに・・・
「・・・っ・・・ありがとう、先生。じゃぁお礼に・・・桃子スタイルあ〜んど桃子スマイルぅ〜♪」
「・・・ぶほっ!」
「はい、一丁上がりぃ♪余りに桃が可愛いから、先生鼻血出して倒れちゃったよ〜。」
・・・恐ろしい子悪魔ぶりだ。
彼女はこのようにして、遅刻をもみ消したのであった。
【完】