完結!ゆりもも妄想駄文!!

試験前の現実逃避ってことで、ゆりもも書いてみました!
CPが苦手な方、ゆりももが苦手な方、下手な文章は読めねーよ!!な方は読まない方が身のためです。
感想とかは歓迎。読んじゃってから「お前の小説のせいで吐き気が・・・」なんていう苦情は受け付けませんよ!
考えて読んでくださいね♪(笑)
あ、そうだ。小説タイトルを募集します。
何か思いついた方がいらっしゃいましたら、コメント欄からどうぞ。

みやが雑誌のインタビューで言っていたから知っているかもしれないけど、ツアー中はホテルで色々なメンバーと同室になるの。
今日、桃と同室のメンバーは・・・優しくて、背が高くて、髪が長くて、大人っぽい外見の・・・それでいて喋るとお子様全開な子。
もう少しヒントをあげるね。
小学6年生とは思えないほどの美人さんで、走るのが速いあの子だよ。

もう分かったよね?


「ももち、今日はあたしと一緒の部屋だね。よろしくぅ♪」
「あ、友理!こっちこそよろしくね!」


答えは・・・熊井友理奈。さっきも言ったけど、小学6年生ね。
でも、身長はBerryz工房内でいっちばん高いの。
えーっと確か・・・168センチって言ってたかな。
148センチしかない桃とは頭1つ分もの身長差。
桃の方が2つ年上なんだけどなぁ・・・。


「ももち、何ボーッとしてんの?部屋戻ろうよ。」
「えっ、あぁ・・・ごめん。なんかねー、久しぶりに『桃子ワールド☆』に飛んじゃったみたい♪えへへ・・・。」


これで何とか誤魔化せたかな。
「友理のこと考えてたのv」なんて言うわけにもいかないからね。


「ふ〜ん。なんかさ、ももち最近元気ないよねぇ。あ、ジュース飲みたいからロビー寄ってもいい?」
「いいよー。」
「でさぁ、1ヶ月くらい前はあたしが何か言ったらノリノリで返してくれたのに、最近は何を言っても上の空〜って感じじゃん。何かあったの?」


自販機に硬貨を入れながら、友理が尋ねてくるけど・・・『友理のことが好き』っていう自分の気持ちに気づいたから・・・なんて言えるわけないしなぁ。
どう返そうかな・・・えーと・・・。


「ある物事に対しての、自分の本心に気づいちゃったから・・・かな。」
「よくわかんなーい。もうちょっと分かりやすく説明してよ。」
「もうちょっと分かりやすくって言われても・・・桃、お馬鹿さんだから説明できな〜い♪」
「えぇー!?じゃ、せめて元気出るようにこれ飲んでよ。あたしの奢りね!それから・・・いつか話せるようになったら、さっきのこと聞かせてくれないかな?半年でも1年でも10年でも、ずーっと待ってるからさ。あたしに出来ることなんて何も無いかもしれないけど・・・ももちには、いつも笑っていて欲しいんだ。」


真剣な目を向けて言う友理はかっこよかった。
カルピスを差し出してるのは笑えるけど。


「ありがと♪でもお金は払うよ。ほら、桃は大人だからぁ〜小学生に奢ってもらうなんて出来ないの☆」


そう笑顔で返しつつも、自分の心境の微妙な変化には気づいてた。
友理なら分かってくれるかもしれない・・・。


「小学生が中学生におごっちゃいけない・・・なーんて法律はないでしょ。あ、嗣永憲法使うのはダメだからね!」
「あ、バレちゃった。嗣永憲法ダメ〜?」



「「・・・・・・・・・・・・。」」





5秒くらいの沈黙。
1分の12分の1とも表現できるような短時間なのに・・・あたしはこの沈黙が耐えられなくて、無意識のうちに言葉を発していた。
友理の全てを見透かしているかのような瞳に見つめられるのが怖かったのかもしれない。


「ねぇ、友理・・・今から桃が何を言っても、桃のこと嫌いにならないでくれる?」


なんでこんなことを言ったのか、自分でもわからない。
・・・いっそ胸のうちを明かしてしまおうか?


「もちろん。もし、ももちが言う内容が『桃と一緒に天下取ろうよ☆』みたいに馬鹿げていても軽蔑したりしないし、どんなに重い話でも必ず受け止めてみせるよ。絶対に・・・逃げたりしない。」


目の前の12歳が発したその言葉はとても力強くて・・・暖かかった。
ぐらぐらと揺れていた桃の心を固めさせるには、充分すぎるくらいに・・・。
いいや、言っちゃえ!
もし振られたって、友理なら今まで通り仲良くしてくれるはず・・・。
怖がることなんて何も無い・・・と思う。
目を閉じて、ゆっくり3回深呼吸。
これが桃のリラックス法。
そーっと瞼を開けて・・・友理の目を見る。
さぁ、決心が鈍らないうちに・・・。


「あのね・・・くどくど言うのは嫌いだから、スパッと言っちゃうけど・・・桃のノリが悪くなったのは、自分の友理への気持ちに気づいたからなの。桃・・・友理のことが好き。もちろん、恋愛対象としてだよ?女の子相手に気持ち悪いと思うかもしれないけど・・・これが今の桃の気持ちなの。もし・・・もし、友理も同じ気持ちだったら桃と付き合ってください。そうじゃなかったら、わがままとは思うけど今まで通り友達として仲良くしてください。」


言い切ったら急に恥ずかしくなって、うつむいちゃった・・・。
顔が一気に赤くなるのがわかる・・・。
友理は今いったいどんな顔をしているのかな?



「ももち・・・。」

ボーっとしているときに突然名前を呼ばれて、思わずガバッと顔をあげる。
目に入った友理の表情はと言うと・・・優しい。とにかく優しい。
女神のような笑顔・・・この表現がすごく似合ってると思う。

「ありがとう。ひとつ言っておくけどさ、自分が世界一好きな人のことを気持ち悪いなんて思える人、この世にいるはず無いよ。あたしも、ももちのことが好き。こんなあたしで良ければ、喜んでつき合わせていただきます、お姫様。」
笑いながら床に肩膝をついて桃の左手の甲にキスをする彼女の姿が、一瞬王子様に見えた。
・・・何気に桃って結構重症?


「そろそろ部屋に戻ろうよ!」
ごく自然に、すいと差し出された手を握ると友理の温もりが伝わってくる・・・。


やっと実感できた幸せをかみ締めながら、そしてこれからの楽しいであろう生活に胸を弾ませながら、小さな13歳と大きな12歳が廊下を歩く。
2人の関係はまだ始まったばかり・・・。

うーん、ラストが強引だったかもなぁ・・・。
ま、いっか。(よくない)
やっぱり小説は難しいですねぇ。