久しぶりの妄想ですよ

今回は短めです。
ゆりももだいすっきー!!




傍にいるのに届かない






「ねぇ友理、なんでいっつもそのリストバンドつけてんの?」


ふと疑問に思って何気なく尋ねてみたら、友理は3秒くらい黙ってからこう言った。


「もう2度と会えない大切な友達がくれたんだ。『あたしは色黒くて似合わないから、熊井ちゃんにあげる』って。」


「ふーん、そっか。似合ってるよ、それ。」




遠い目をしている友理。
その心は今どこにあるんだろう。
私は友理の友達で、それは互いが死ぬまで変わらない。
そんな嬉しくも何ともない確信を得た夏の終わり。
ぱたん、と寝転がったら種をいっぱいつけたでっかい向日葵が見えた。